位置
平成17年3月19日に旧能生町と旧青海町と合併し、現在の「新糸魚川市」が誕生しました。森林資源やヒスイ・石灰石等の鉱物資源、水資源等、地域資源が豊富であり、ヒスイにあたっては、質・量ともに国内随一の産出地であり、世界最古のヒスイ文化発祥の地でもあります。
平成21年8月22日には、日本初の世界ジオパークに認定され、平成25年9月9日に世界ジオパークとして再認定されました。
糸魚川市土地改良区は、合併前の旧糸魚川市の中山間地域の水田の一部を受益とする豊かな水資源に恵まれた地域です。
水利状況
農地の基盤整備
お米を作るには、大変な労力が必要です。
少ない労働力で効率的においしいお米を作るには、小さな田んぼや形の悪い田んぼを、四角の大きな田んぼにまとめることや、水が出てぬかるみ、機械作業が出来ないような田んぼを水が抜けるように暗渠排水を施行して、大型機械が使えるようにする。
このことで、農作業が楽になるばかりでなく、稲作以外の畑作物が栽培出来るようになり、農業機械の使用も効率的に安全に、かつ故障が少なく長持ち出来るようになります。土地改良区は、農家と行政との調整や事業に必要な事務処理や農家への指導を担っています。
用水の改修整備
「皆さんに安心して生活していただくために」
皆さんの集落内の農業用水は、遠い昔から皆さんの先祖の方々が協力して守り続けてきたものです。用水はお米作りにはもちろんですが、炊事・洗濯・火災・防災等にも必要になるわけで、近くに水がなければ生活はできません。最近は便利になって、用水が必要なのは田んぼをする時だけと思われがちですが、雨が降ればそれを流す用水がなければ、地辷り災害や床下浸水になることもありますし、火事が起きた時に水が用水に流れていなければ、消火ができなくて大変なことになります。現在は、関係する用水組合が用水の維持管理を行っています。
土地改良区では、将来維持管理がしやすいように改修工事を行っていますが、農家数の減少や高齢化等により年々管理が大変になっています。
農道の改修整備
農道は、県道や市道と違って田んぼを耕作したり、用水を管理するために作られた道路です。中には道路幅員の広いもの(糸魚川市管理農道で二車線)もありますが、ほとんどは幅員が狭く未舗装の路面となっています。使用については、地域の管理組合等が自費で管理しているので、農業用の使用を最優先しています。農業用以外で使用する場合は、土地改良区の許可が必要となります。土地改良区では用水と同様に農道の改修工事も行っていますが、急傾斜地で危険な所が沢山あります。
農業用以外は無断で使用しないことと、農業で使用する場合でも事故のない様に安全運転でお願いします。 「農道の運転は安全に」事故が起きないようにゆっくり走りましょう。
ため池の改修整備
農業用のため池は、用水の水量を確保するために作られたものです。管内の用水の大部分は、渓流河川を取水源としています。
渓流河川は、梅雨が明けるとほとんど水が流れなくなってしまいます。特に7月~8月の稲の開花時、田んぼに水がないとお米は取れません。農家の人達は、この水を確保するためにため池を作りました。地域の管理組合が管理しています。
ため池は決壊すると大変なので、平成25年度に糸魚川地域振興局農林振興部で診断調査をしていただきました。
今後土地改良区では、ため池の補修整備を進めたいと考えています。
地域の憩いの場所となっている所もありますが、ため池は大変危険です。 「ため池は危険」関係者以外は絶対近寄らない。
【R4.4.8現在】
所 在 地 | 新潟県糸魚川市一の宮1-2-5 糸魚川市役所3階 |
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理 事 | 11名 理事長:鷲澤茂雄 副理事長:田村 治 |
監 事 | 4名 総括監事:伊井一夫 |
総 代 | 43名 |
組合員数 | 2,588人【R3.3.31現在】 |
受益面積(ha)【R3.3.31現在】
田 | 畑 | 計 |
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1,158 | 108 | 1,266 |
組織【R4.4.8現在】
総代会(43名)
├監事会(4名)理事会(11名)
│事務局(職員数5人)
・庶務会計係-予算、決算、会計経理、賦課金及び台帳管理等
・事 業 係-施設の維持管理、農業用施設(農道・用水・ため池)の改修、ほ場整備、換地業務等